自己紹介
本名、木村健。1945年満州(現中国東北部)撫順生まれ。童話作家。文化探査者。国税庁税務大学校関東甲信越研修所作文講師(72年より)。95年「ねえちゃんのチンチン電車」で「いろは文学賞」入賞。96年「トロ引き犬のクロとシロ」で「サーブ文学賞」大賞受賞。97年「走れ、走れ、ツトムのブルートレイン」で「いろは文学賞」大賞・文部大臣奨励賞受賞。11年「鉛筆部隊の子どもたち」~書いて、歌って、戦った~で「子どものための感動ノンフィクション大賞」優良賞受賞。著作に、『トロッコ少年ペドロ』(97年)、『出発進行! ぼくらのレィルウェイ』(98年)、『広島にチンチン電車の鐘が鳴る』(99年)(いずれも汐文社)、「日本鉄道詩紀行」(集英社新書)、「峠の鉄道物語」(JTB)などがある。「もう一つの戦史:鉛筆部隊と特別攻撃隊」~あの歌が、約束が、面ざしが、今も忘れられない~(仮題、12年5月に彩流社より刊行予定。)
鉄道の文化と文学に深い関心を持っている。とくには日本人が鉄道をどのように受容したかということについてはもっとも深い興味を持っている。 鉄道の出現、それは歩く旅から、乗る旅への大転換であった。そこには日本民族が経験した大きなドラマが眠っている。景色をめくっていく旅から、景色がめくられていく旅へ、その衝撃がどのように文学に書き表されているか。そこにこそ文学の源泉があると考えている。そしてもう一つ大事な点は音である。刻み、切れ目、カダンスだ。この響きという観点に立って「響きの鉄道文学史」があると考える。ロングレール化した今では,喪失した音文化である。それらを含めて、ネット上にこれに関連する事項をWEB「鉄道文学館」を設け、そこに多岐に亘る文章を掲載している。 また、地形と風景に強い関心を持ち、とくに荏原西南部を歩いたり、漕いだりして、数万キロに及ぶ経験をブログにも記している。武蔵野水系の「左岸高い論」はその経験に基づいたものだ。 文化的な活動は「北沢川文化遺産保存の会」を通して行っている。世田谷代田、代沢、北沢に埋もれている文化を発掘し記録している。とくに戦争記録には力を注いでいる。市民から聞き出した戦争経験についてはかなりの数の具体的エピソードを掲載している。「戦争を起こさないためには戦争を記録しておくこと」という考えからだ。とくには目線が大事だ。市民、庶民目線だ。 中心となる記述は、かつての旧郡「荏原」一帯の文化である。都会中心から離れた江戸見坂的なここに対象を客体化した視点があると考えている。 荏原地域特有の文化をかつては自転車で、今は歩いてフィールドワークを行っている。このブログ「東京荏原都市物語資料館」にこれらの活動記録が掲載されている。 具体的な活動の成果は、「北沢川文学の小路物語」、「下北沢文士町文化地図」、「下北沢鉄道X交点周辺文化地図」、「下北沢X惜別物語」、「安吾文学碑建立記念記録集」などを行政や企業の助成や協賛、そして市民からの寄金、これを得て発行している。「代沢小安吾文学碑」の建立もこれらの活動の延長線上で実を結んだものだ。なお、「下北沢文士町文化地図」は改訂を続けて発行している。現在は改定四版が発行され、事務局の世田谷「邪宗門」を中心にして配布している。その総発行部数は二万八千に達した。 地域の伝説に基づいて創作した「幻想朗読劇 ダイダラボッチ」~東京市巨人伝説~は「北沢川文化遺産保存の会」の劇部が自らの手で上演を「北沢タウンホール」行った。要望があればボランティアでの上演を施設などでするつもりである。なお、毎月 「北沢川文化遺産保存の会」会報を発行し、今ではすでに60数号を数えている。また、毎月、当方が主宰している「都市物語を歩く会」も同じく60回を超えた。この頃では、ブログを機縁とした戦争エピソードとしては、松本陸軍飛行場と浅間温泉に滞在していた特攻兵のことを興味を持って調べている。 ○講師・講演歴。志木市物語作家養成講座講師。「モバイレスな絆を考える~映画『きみの友達』にみる青少年像から」(慶大)のパネラー。SHIMOKITA VOICEのパネラー(2回)、代沢小家庭学級講師(3回)、「馬込文士村カレッジ」講師。世田谷区地域風景資産フォーラム講師。世田谷文学館主催「猫町シモキタザワ散歩」講師。2011年・世田谷区立代田図書館、河口湖町町立図書館主催の「下北沢文士町」の講演、文学散歩案内。世田谷文学館友の会主催。講座「鉄道と文学」①「響きの鉄道文学史」②「車窓の鉄道文学史」講師。世田谷文学館友の会主催「萩原朔太郎展(世田谷文学館)にちなむ文学散歩」①「哀愁の大井町別離の馬込を歩く」②「幻影の下北沢『猫町』小路を歩く」講師など。
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